『立川競輪開設53周年記念(GIII)レポート』 前検日編
 
配信日:1月8日
 
 



『若生武則の立川競輪開設53周年記念(GIII)レポート』 前検日編


こんにちは、KEIRINマガジンの荒木です。
寒さが厳しさを増し、すっかり冬本番。しかし、競輪界は年頭からビッグイベントが目白押し。いよいよ、明日からは立川競輪場で開設53周年記念「鳳凰賞典レース」が開催されます。グランプリの興奮冷めやらぬなか、トップクラスが揃い踏み。今開催も好勝負の連続が期待できます。お近くの方は(そうでない方も!)、競輪場で生の迫力を味わってみませんか? では、レポートです。


注目はやはり佐藤慎太郎

  当地でのグランプリでは前を任せた伏見俊昭が不発で7着と不本意な結果に終わってるだけに、その雪辱を果たしたいところだろう。実際、「グランプリが終わってからあんまり時間は無かったですけど、休養とかはせずにキッチリ練習してきましたよ。僕には休んでるヒマなんて無いですからね。今年は頑張ります!!」と気合充実の様子だった。齋藤登志信はグランプリでは佐藤とは別線勝負になったが、今開催では勝ち上がれば連係が濃厚。そうなると、結束の固い北日本ラインの牙城を崩すのは容易ではなさそうで、上位独占への期待が高まる。
 関東勢はとにかく層が厚い。とくに、先導役として期待が懸かる武田豊樹からは目が離せない。ヤンググランプリでは主導権さえ取れず5着に敗れているが、広島記念では優勝を飾っており、チャンスは十分。小橋正義もグランプリで見せた鋭い差し脚は当然優勝圏内に入ってくる。そして、地元・東京勢は佐久間仙行、廣川貞治、浦山一栄らを筆頭に揃って引き締まった顔をしており、「なんとか地元から優勝者を」という意気込みが感じられただけに、軽視は禁物だ。
 ただ、小嶋敬二、市田佳寿浩、吉岡稔真ら実力者も虎視眈々と優勝を狙っており、その動向には注意しておきたいところ。




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