松戸競輪場で開催中のナイターGIII「燦燦ムーンナイトカップ」は2日目。ガールズは予選2、S級は二次予選で準決勝進出が争われた。ガールズは小林莉子、石井貴子に児玉碧衣が連勝で準決勝に進出し、S級の二次予選は主力が順当に準決勝に勝ち上がった。3日目の10日はガールズ、S級ともに準決勝で決勝進出が争われる。
<1R>

小林莉子選手
最後方から上がった伊藤のぞみが打鐘過ぎ4コーナーから主導権。3番手を確保した小林莉子(写真)が1センターからまくって連勝で準決勝進出を決めた。
「もしかしたら動きがないかもと思いながらだったけど、いつでも行けるように構えてた。すぐに反応できたので良かったです。(感覚は)悪くないけど、明日(準決勝)からはもっと厳しい戦いになるので。位置取りもだけど、何でもできるように構えていきたい。雨は好きなんで大丈夫です」
周回中から小林の後ろにいた田中まいが小林のまくりに続いて2着に入った。
「自分で動くことも考えてたけど、前に動く選手が2人いたので。ホームで誰も動かなければ自分でっていうのも考えてたけど、ラッキーでした。体調崩して休んでた時期もあって、復帰したときはボロボロだったけど、復帰したときよりは踏めてる感じはある。練習ではまだタイムが出てないので、今回は(目標が)小さいけど準決勝に乗れるようにと思ってました。差せなかったけど2着でホッとした」
「もしかしたら動きがないかもと思いながらだったけど、いつでも行けるように構えてた。すぐに反応できたので良かったです。(感覚は)悪くないけど、明日(準決勝)からはもっと厳しい戦いになるので。位置取りもだけど、何でもできるように構えていきたい。雨は好きなんで大丈夫です」
周回中から小林の後ろにいた田中まいが小林のまくりに続いて2着に入った。
「自分で動くことも考えてたけど、前に動く選手が2人いたので。ホームで誰も動かなければ自分でっていうのも考えてたけど、ラッキーでした。体調崩して休んでた時期もあって、復帰したときはボロボロだったけど、復帰したときよりは踏めてる感じはある。練習ではまだタイムが出てないので、今回は(目標が)小さいけど準決勝に乗れるようにと思ってました。差せなかったけど2着でホッとした」
<2R>

石井貴子選手
打鐘過ぎ3番手から當銘直美がダッシュして主導権を握り最終ホームを通過するも、中団外併走の石井貴子(写真)が2コーナーで豪快にまくり上げる。石井は逃げる當銘を捕らえるとそのまま軽快に押し切り連勝を決めた。
「7番車だったので、中団ぐらいから始めようと思い、4番手から始めた。2センター、4コーナーでいこうと思ったら、前が踏んだので、あまり好きじゃない、まくりになり、タイミングもよろしくなかった。包まれて終わるとか、力を出し切ることなく終わることがないようにしようと思った。明日(準決勝)も力を出し切れれば」
中村由香里は前受けから當銘の番手に飛び付くと、最後はまくってきた石井の後位に切り替えて2着に入った。
「後悔しないように自分で組み立てて、人を当てにせずに準決に上がりたいと思い、前受けをした。初日は追い掛けるスピードが良かったけど、短走路で後方だと届かなかったので、前々から攻めた方が、納得するなと。初日は着外だったけど、練習して脚自体は良かったから自分を信じて走ろうと。上のステージに上がるのが大事。お客さんも自分も納得するレースをして決勝に上がりたい」
「7番車だったので、中団ぐらいから始めようと思い、4番手から始めた。2センター、4コーナーでいこうと思ったら、前が踏んだので、あまり好きじゃない、まくりになり、タイミングもよろしくなかった。包まれて終わるとか、力を出し切ることなく終わることがないようにしようと思った。明日(準決勝)も力を出し切れれば」
中村由香里は前受けから當銘の番手に飛び付くと、最後はまくってきた石井の後位に切り替えて2着に入った。
「後悔しないように自分で組み立てて、人を当てにせずに準決に上がりたいと思い、前受けをした。初日は追い掛けるスピードが良かったけど、短走路で後方だと届かなかったので、前々から攻めた方が、納得するなと。初日は着外だったけど、練習して脚自体は良かったから自分を信じて走ろうと。上のステージに上がるのが大事。お客さんも自分も納得するレースをして決勝に上がりたい」
<3R>

児玉碧衣選手
打鐘まで隊列に動きはなく、5番手にいた児玉碧衣(写真)が2センターから一気にカマして出る。児玉の後位にいた佐藤亜貴子は離れながら追い、前受けの中西叶美は佐藤の後位に入る。佐藤も懸命に踏むが車間は詰まらず、児玉が軽快に押し切った。
「連日雨の予報でその中で予選のうちに長い距離を踏みたいと思った。初日より長い距離をモガけて自信になった。仕掛ける所が登りだったので、思い切っていかないとスピードに乗らないと思い全力で。力任せになって踏んじゃっているので、明日(準決勝)以降修正していく」
離れながらも、第二先行のような形で懸命に追った佐藤亜貴子が2着に続いた。
「位置は最高でした。付いて行ける自信はなかったが、死ぬ気でいきました。結果は付け切れていないが、前に目標がいて自分の出せる以上のスピードが出せた。(児玉は)男子みたいなスピードでバイクのようでした」
「連日雨の予報でその中で予選のうちに長い距離を踏みたいと思った。初日より長い距離をモガけて自信になった。仕掛ける所が登りだったので、思い切っていかないとスピードに乗らないと思い全力で。力任せになって踏んじゃっているので、明日(準決勝)以降修正していく」
離れながらも、第二先行のような形で懸命に追った佐藤亜貴子が2着に続いた。
「位置は最高でした。付いて行ける自信はなかったが、死ぬ気でいきました。結果は付け切れていないが、前に目標がいて自分の出せる以上のスピードが出せた。(児玉は)男子みたいなスピードでバイクのようでした」
<7R>

大石剣士選手
小笹隼人、森川康輔が切ったところを赤板1コーナーから大石剣士(写真)が前に出て主導権。大石は中バンクに上がって波を作り、巧みにペースを握ると、後続の追撃を振り切った。
「(前から)2番目が取れると思ってなかった。海老根さんがうまく2番目を取ってくれたので助かりました。後ろを見ながら自分のペースで駆けられたので良かった。ずっと上を走って(別線の)脚を使わせようと思った。(海老根は)グランプリを獲ってる人なので、その人から逃げ切れたのは自信になります。前回(地元の共同通信社杯)終わってから、かなり疲れてたので練習量を減らしたり、休んだりで疲れが取れて前回よりいいかなと思って来てたので。準決勝も地元の人が後ろに付くだろうし、自分もだけど(後ろも)決勝に連れて行けるように」
海老根恵太は逆転ならず。ペース駆けで逃げ切った大石の強さに脱帽する。
「中団は厳しいだろうなと思ったけど、取れたんで最高だなと。切って切ったうえを行ければと思ってたし、(7月)弥彦(記念)で2周行って抜けてなかったので先行した方があいつにとってもいいのかなと思ってた。付いてる分には楽だけど、上に上がったりで自分も脚を削られてた。初日と違っていい展開なのに1着取れず情けないけど、(9月向日町記念で佐藤)慎太郎さんも2回抜けてなかったので仕方ないかな。頼もしいですね」
「(前から)2番目が取れると思ってなかった。海老根さんがうまく2番目を取ってくれたので助かりました。後ろを見ながら自分のペースで駆けられたので良かった。ずっと上を走って(別線の)脚を使わせようと思った。(海老根は)グランプリを獲ってる人なので、その人から逃げ切れたのは自信になります。前回(地元の共同通信社杯)終わってから、かなり疲れてたので練習量を減らしたり、休んだりで疲れが取れて前回よりいいかなと思って来てたので。準決勝も地元の人が後ろに付くだろうし、自分もだけど(後ろも)決勝に連れて行けるように」
海老根恵太は逆転ならず。ペース駆けで逃げ切った大石の強さに脱帽する。
「中団は厳しいだろうなと思ったけど、取れたんで最高だなと。切って切ったうえを行ければと思ってたし、(7月)弥彦(記念)で2周行って抜けてなかったので先行した方があいつにとってもいいのかなと思ってた。付いてる分には楽だけど、上に上がったりで自分も脚を削られてた。初日と違っていい展開なのに1着取れず情けないけど、(9月向日町記念で佐藤)慎太郎さんも2回抜けてなかったので仕方ないかな。頼もしいですね」
<8R>

成清貴之選手
赤板で先頭に立った松坂洋平は、すかさず反撃にきた岡崎智哉を合わせ切ってペース駆けに持ち込む。軽快に逃げる松坂の前に別線は巻き返せず、絶好展開を迎えた成清貴之(写真)がゴール前で差し切った。
「地元で恵まれたって感じ。(松坂)洋平と宮内(善光)君が頑張ってくれた。今日(2日目)は洋平も7割方、駆けると。早め早めになるから、自分は誰も通過させないと。でもカカりが良くて、仕事がなかった。洋平はどんな展開でも頑張ってくれて地元で、早め早めに仕掛けてくれて嬉しかった。初日が一人だったので、前がいると心強い。1着取ったので、感触が悪いわけがない。勝っても負けても楽しくやろうと。絶対に決勝に乗りたいって気持ちはあるけど、勝負のアヤもあるから気楽に走る」
松坂洋平は赤板前からレースを支配して、ラインを上位独占に導いた。
「今日(2日目)は先行基本の作戦。岡崎君さえ何とかすれば、後は後ろが全てやってくれると。気持ち良く走れた。引き付けながら駆けた。気持ちが入っていたのが良かった。バンクも悪い感じはしない。勝ち上がれるように頑張る」
「地元で恵まれたって感じ。(松坂)洋平と宮内(善光)君が頑張ってくれた。今日(2日目)は洋平も7割方、駆けると。早め早めになるから、自分は誰も通過させないと。でもカカりが良くて、仕事がなかった。洋平はどんな展開でも頑張ってくれて地元で、早め早めに仕掛けてくれて嬉しかった。初日が一人だったので、前がいると心強い。1着取ったので、感触が悪いわけがない。勝っても負けても楽しくやろうと。絶対に決勝に乗りたいって気持ちはあるけど、勝負のアヤもあるから気楽に走る」
松坂洋平は赤板前からレースを支配して、ラインを上位独占に導いた。
「今日(2日目)は先行基本の作戦。岡崎君さえ何とかすれば、後は後ろが全てやってくれると。気持ち良く走れた。引き付けながら駆けた。気持ちが入っていたのが良かった。バンクも悪い感じはしない。勝ち上がれるように頑張る」
<9R>
青板バック過ぎに不破将登が切ったうえを、真船圭一郎がすかさず叩いて出る。追って赤板過ぎから小原唯志が上がってくると、吉田敏洋がけん制にいくが、自らバランスを崩して2コーナーで落車し、小林信晴も乗り上げる。一方、快調に逃げる真船を、庄子信弘が車間を空けてかばうも、3番手を確保していた不破が最終2センターからのまくり追い込みで強襲。
「あの並びは考えていなくて、後ろになったのでしっかり叩いていこうと思った。行ける所からと思ったが、アクシデントがあったので1着を取りにいった。素直には喜べないですけど、体調も自転車も出ている。去年の今頃より脚はいいですね。練習方法を変えてずっと違和感を感じていたが、それが今になって良くなってきている」
庄子信弘が先行した真船圭一郎の番手から抜け出して2着。
「2車だったので一発駆けていこうという作戦だった。出た時に落車が見えたし、不破君がどこから仕掛けてくるか見ていた。(真船を)残したかったが厳しかった。昨日(初日)はらしくない先行をしたので、準決は持ち味の自在脚で初めての(GIII)決勝に乗りたい」
「あの並びは考えていなくて、後ろになったのでしっかり叩いていこうと思った。行ける所からと思ったが、アクシデントがあったので1着を取りにいった。素直には喜べないですけど、体調も自転車も出ている。去年の今頃より脚はいいですね。練習方法を変えてずっと違和感を感じていたが、それが今になって良くなってきている」
庄子信弘が先行した真船圭一郎の番手から抜け出して2着。
「2車だったので一発駆けていこうという作戦だった。出た時に落車が見えたし、不破君がどこから仕掛けてくるか見ていた。(真船を)残したかったが厳しかった。昨日(初日)はらしくない先行をしたので、準決は持ち味の自在脚で初めての(GIII)決勝に乗りたい」
<10R>

伊原克彦選手
北日本コンビを受けて絶好の3番手を確保した田中晴基だったが、まくり不発。6番手からその外をまくった伊原克彦(写真)が連勝で準決勝進出を決めた。
「最低、田中君と(3番手を)取り合うか、あの位置は欲しかった。一番後ろは避けたかったです。田中君が仕掛けないなら先にと思ったけど、仕掛けたのが分かったのであそこで踏まないと間に合わない。関係なく外を踏もうと思った。感触はいい。悪くないと思う。(連勝は)出来すぎっすね」
中川勝貴が伊原に続いて福井ワンツーが決まった。
「前の先輩のおかげです。どっかでチャンスがあるやろって話してたし、作戦通りだと思います。ちょっと離れそうだったけど、あそこ付いて行けばと思って頑張りました。調子はいいと思います。GIIIの準決勝は初めて。うれしいですね」
「最低、田中君と(3番手を)取り合うか、あの位置は欲しかった。一番後ろは避けたかったです。田中君が仕掛けないなら先にと思ったけど、仕掛けたのが分かったのであそこで踏まないと間に合わない。関係なく外を踏もうと思った。感触はいい。悪くないと思う。(連勝は)出来すぎっすね」
中川勝貴が伊原に続いて福井ワンツーが決まった。
「前の先輩のおかげです。どっかでチャンスがあるやろって話してたし、作戦通りだと思います。ちょっと離れそうだったけど、あそこ付いて行けばと思って頑張りました。調子はいいと思います。GIIIの準決勝は初めて。うれしいですね」
<11R>

山本伸一選手
市橋司優人、嶋津拓弥で切り合いになったところを打鐘前から福永大智が叩いて主導権。番手の山本伸一(写真)が嶋津の巻き返しをけん制しながら抜け出した。
「(最終)ホームぐらいじゃ何とか残せる形を作れるかなと思ったけど、バックで(福永が)いっぱいに見えたので厳しい感じがあった。何とか残しつつ、(後ろに)食われないようにと思った。バックを踏みつつの(番手からの)出だったので微妙だったなと。上手くやれば伊代野(貴照)さんも…、技量不足です。初日が終わって1時間ローラーで修正したのがいい方向に出てる。明日(準決勝)になればもっと良くなると思う」
4番手確保からまくった嶋津に乗った武田憲祐が直線鋭く伸びて2着に入った。
「前の方がいいって作戦だった。1回、市橋君に出られたけど、しゃくり返したところを福永君が飛んで来た。あそこがレースの一番のポイントでしたね。山本さんが番手だけど、嶋津君は勇気を振りしぼって行ってくれたので2着に入れた。あそこもポイントでした。今日(2日目)のほうが良かったので、(状態は)右肩上がりという印象です」
「(最終)ホームぐらいじゃ何とか残せる形を作れるかなと思ったけど、バックで(福永が)いっぱいに見えたので厳しい感じがあった。何とか残しつつ、(後ろに)食われないようにと思った。バックを踏みつつの(番手からの)出だったので微妙だったなと。上手くやれば伊代野(貴照)さんも…、技量不足です。初日が終わって1時間ローラーで修正したのがいい方向に出てる。明日(準決勝)になればもっと良くなると思う」
4番手確保からまくった嶋津に乗った武田憲祐が直線鋭く伸びて2着に入った。
「前の方がいいって作戦だった。1回、市橋君に出られたけど、しゃくり返したところを福永君が飛んで来た。あそこがレースの一番のポイントでしたね。山本さんが番手だけど、嶋津君は勇気を振りしぼって行ってくれたので2着に入れた。あそこもポイントでした。今日(2日目)のほうが良かったので、(状態は)右肩上がりという印象です」
<12R>
前受けから車を下げた寺崎浩平は打鐘前2コーナーから一気にカマして最終ホームで小原丈一郎を叩き切ってしまう。最後も番手の岩津裕介の追撃を振り切って、連勝で準決勝進出を決めた。
「初日と前受けは一緒だけど、初日は前で踏み合ってペースが早かった。今日(2日目)は緩んだところをすかさず行けたので良かったと思う。今日も踏み出しとか滑っちゃったんで全開とは程遠かったけど、ペース、ペースで行けた。脚の感じは悪くないのかな。寒さにも慣れて初日より感触は良かった。今日も後輪が滑ったので、(準決勝は)その辺考えていきたいですね」
寺崎とワンツーを決めた岩津裕介だったが、泉慶輔と接触してゴール後に落車してしまった。
「寺崎君が強かったですね。踏み出しとかはうまく呼吸があったけど、永澤(剛)君のところで膨らんだ分、遅れてしまった。体は大丈夫だと思う。フレームは大丈夫だと思うけど、細々したところが使えなくなったので準決勝までに時間があるから調整したい」
「初日と前受けは一緒だけど、初日は前で踏み合ってペースが早かった。今日(2日目)は緩んだところをすかさず行けたので良かったと思う。今日も踏み出しとか滑っちゃったんで全開とは程遠かったけど、ペース、ペースで行けた。脚の感じは悪くないのかな。寒さにも慣れて初日より感触は良かった。今日も後輪が滑ったので、(準決勝は)その辺考えていきたいですね」
寺崎とワンツーを決めた岩津裕介だったが、泉慶輔と接触してゴール後に落車してしまった。
「寺崎君が強かったですね。踏み出しとかはうまく呼吸があったけど、永澤(剛)君のところで膨らんだ分、遅れてしまった。体は大丈夫だと思う。フレームは大丈夫だと思うけど、細々したところが使えなくなったので準決勝までに時間があるから調整したい」