配信 2004年4月22日



若生武則の『ふるさとダービー佐世保』レポート(初日編)

今日の佐世保はとてもいい天気でトラック内で撮影をしていたら暑くて、暑くて、ちょっと参りました。日が暮れて、ビールをグビッと行きたい気分です。

こんにちは、けいりんマガジンの若生です。
今日のレースは如何でしたか?
振り返ってみると、矢口は先行し2着、金子も先行逃げ切り1着、井上は追い込んで3着、伏見は遅めの追い込みで2着と今回参加しているナショナルチーム組みは勝ち上がり、矢口は二次予選、その他は明日の優秀レース西海国立公園賞に進みました。その競走内容に各選手は満足しているかどうかは分かりませんが、とりあえず、ほっとした表情を見せていました。明日もこの調子で頑張ってくれると思います。


今日の開会式の選手宣誓は、地元の井上昌己。淡々とした表情でしっかりと宣誓していました。

エーそれと、私バンク内で写真を撮っているのですが、金網の外のファンの方々とお話してはいけない規則になっています。申し訳ありませんが、そんな訳で声を掛けられてもお応えできませんのであしからずご了承ください。牧選手の応援の方へ。幟がかっこよかったですよ!
   


→今日の特選三個レース
→ダッグアウトから
→私的明日の展望



■今日の特選三個レース

9R
 
周回中は、金子、山口、関根、細川、井上、小野、後閑、佐々木則、小川。赤板前から佐々木が上昇し金子を抑えると、すかさず、井上が先頭に立ち、打鐘で関根が飛び出すと、最終ホーム前に一気に金子がカマシ先行。そのまま逃げ切り1着。2着は番手の山口。3着は離れて4番手を追走した井上。

10R
 
石丸、星島、伏見、佐々木龍、鈴木、佐藤、吉田、濱口、中澤で周回。
吉田は青板バックで動き伏見を抑える。石丸は打鐘でペースを落とし、誘導員と離れたところで吉田が先行。石丸は中団キープ、伏見は7番手に。最終バック過ぎに石丸が捲って出るが不発。伏見は前をじっくり見て、かなり遅めに大外を捲り追い込む。1着は吉田の番手の濱口2着に大外伸びた伏見。3着に吉田が逃げ残った。

11R  
吉岡、池尻、幸田、高谷、有坂、川口、高城、渡辺、山内で周回。青板バックで高城が動き、吉岡を押さえる。引いた高谷は、打鐘から先行、自らのローリング走行と番手の有坂のアシストもあり、そのままゴールへ。逃げねばって2着。1着は有坂。3着に北を選択した川口。

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■タッグアウトから

<1R>
  捲って2着の山内大作
「バンクは軽いけど、朝だから身体は重いですね」ずっと村上義弘のフレームをまねしていたが、今回から自分のフレームに戻した。「村上さんとは背格好が同じだしね。でも、体力なくって、踏めませんでしたね。僕は1周もがきでいいです(笑)」
井上貴照は「俺がなんで前にいるんだろう、なんで先行するんだろうって(笑)」


<2R>
  3着で一次予選勝ちあがった神徳隆司
「良かった~。川村(昭弘)さんをどかしきらんかったから、吉田(勇人)はたれてくるし」井上貴照が何屋かと聞いていたと言われると「何でも屋です。勉強中ですけど」
川村昭弘「平田(崇昭)さんの『3番手―』ってアクマの声が聞こえた(笑)」


<3R>
  松田治之差して、200勝を達成した酒井耕介
「予想外やね、あんな展開になるなんて。(今日の競走は)5着権利ならではの競走でしょう(笑)。僕がブレイクしているの、この2ヶ月間だけですよ、5月はあっせん止まるんで必死ですよ(笑)。今は、プチ小橋(正義)を目指して、肉体改造をしているんです。それまで出脚遅れてたのが、楽についていけるようになりました」


<4R>
  最終ホームぐらいから先行した
湊崎裕次を差して1着の江嶋康光

「作戦は中団から捲りやったから、最終ホームから行きよるから、『なんで、行きよるんやー』って、俺の言い訳ですけど(苦笑)。でも、解説者の人とかが『今日一番堅いレースはコレ』って言っていたのが4レース・・・。プレッシャー感じて、残さないかんと思ってたんだけど」


<5R>
  捲って2着の矢口啓一郎
「本当はカマシたかったんです。捲りはイヤだったんですけど・・・引くか突っ張るか、(富弥昭さんに)イヤなタイミングで来られちたんで。でも、こっから楽には捲らせてくれないメンバーになるんで、明日からはこんなことにならないように前々に踏んでいきます」
矢口の捲り差して1着の笹川竜治「踏み出し、きつかった~。腰がピキってきました(笑)」


<6R>
  捲って1着の加藤圭一
嬉しさのあまりか、まちがえて違う人にポカリを渡しちゃった加藤
「慌てちゃって(笑)」
同県の佐藤和典は「落ち着こうよ(笑)」
カマシた馬渕紀明の番手についた島野浩司「あれ(馬渕)の上を捲られるとは思わんかったですけどね。まぁ、カマシは俺を気遣ってくれたのかもしれんですね」


<7R>
  捲りで快勝の土屋裕二
「武市(和人)さんが行ってくれたから、よしって思って。武市さんが流したら行こうと思ってました。前回の落車痛くて練習不足気味だったのに、自分でもどうしたって感じですよ(笑)」


<8R>
  捲り決まった山田英樹
「前のレースの馬渕(紀明)がバック向かい風って言っていたから、『うわっ、聞きたくなかった~』と思ったけど、レースの時は風まわってるみたいで良かった~」


<9R>
  カマシて1着の金子貴志
「(ワールドカップの)疲れはないですね。かませて良かった。今日は全部良かったですよ、展開も体調も」
打鐘ぐらいで飛び出した関根幸夫は「先行しようと思ってたんですけどね、金子君が早くてさー。実力ですよ。でも、まだ終わってないからね。(二次予選に)引っかかってるから(笑)」
追い込んで3着の井上昌己は「また明日ヤジとびまくりですよ・・・・・・地元なのに・・・」


<10R>
  先行した吉田敏洋
「バックはいいんですけど、ホームは向かい風がすごかったんで、ちょっと誘導使って。僕は自分の競走をするだけなんで、そういう意味では今日は満足しています。後ろが浜口(高彰)さんなんで、しっかり残してくれるし、安心して行けました」


<11R>
先行した高谷雅彦の番手から抜け出し1着の有坂直樹
「(高谷が)強かった。俺、何もすることなかったもん(笑)。ついてていっぱい。恵まれました!」

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■私的明日の展望

9R 二次予選
坂上樹大-島野浩司、佐藤晃三、湊崎裕次-小野俊之-郡英治、矢口啓一郎-幸田光博-佐藤真一

ここで積極的に動けるのは矢口だろう。ただ早めに先行するとどこまで残れるのかは疑問。ペース駆けに持ち込めれば番手の幸田か。
今日は、よく捲りが効いていたように思える私的には、小野の突っ込みと幸田の組み合わせで考えたい。

10R 二次予選
吉岡稔真-合志正臣-本田晴美、田中雅志-酒井耕介-池田智毅、土屋裕二-細川洋-高峰賢治

実力は頭抜けている吉岡。ここではしっかり先行捲りで勝ってくるはず。
先行すれば合志の頭まであるだろう。合志の調子は不安だがここはきっちりと来るはず。ただ、田中が先行すれば酒井も好調そうなので突っ込んでくるはず。私的には吉岡、酒井の組み合わせで考えたい。

11R 西海国立公園賞
伏見俊昭-高谷雅彦-有坂直樹、井上昌己-川口満宏、吉田敏洋-金子貴志-濱口高彰-山口幸二

伏見の先行を上げたいが、吉田の先行意欲のほうがあると感じ、ここは番手から早めに抜け出す金子、濱口で考えたい。仮に、井上と吉田が叩きあいになれば伏見の大外捲りが飛んできそうだが・・・。井上の地元パワーが炸裂もあるだろうしと考え出すときりが無いので私はスパッと金子、濱口で行きます。



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