『第47回競輪祭朝日新聞社杯争奪競輪王決定戦(GI)レポート』 最終日編
配信日:1月29日
若生武則の 『第47回競輪祭朝日新聞社杯争奪競輪王決定戦(GI)レポート』
最終日編
第47回競輪祭朝日新聞社杯争奪競輪王決定戦は小倉竜二選手が素晴らしいハンドル投げで優勝を飾りました。
一時は、競輪選手を辞めようかと思ったほどの大怪我を負った小倉竜二が、見事ここで復活しましたね。昨年夏のふるさとダービー豊橋で復帰した時、しらっとしたいつもの無表情で「脚の裏の捻挫です」と言われた時にはみんなだまされてました。
本当におめでとうございます。
こんにちはKEIRINマガジンの若生です。
決勝は大勢の観客の声援の中はじまりました。佐藤選手の番手戦、加藤選手の追い上げ、後方からの吉岡選手の捲りに、場内は燃えていました!大興奮のレースになりました。
さて皆様の車券の成績はいかがだったでしょうか。
次のビッグレースは東西王座戦ですね。ともに333mバンクです。333mバンクの王者は誰なのか?気になりますね!
■決勝ダイジェスト
吉岡稔真-小倉竜二、加藤慎平-志智俊夫、佐藤慎太郎-岡部芳幸
-有坂直樹、海老根恵太-佐々木龍也で周回。
赤板前から、海老根が上昇すると、その番手佐々木のところを狙って佐藤も上昇。吉岡は引いて7番手に。最終ホーム前にさらにそこを狙って加藤が番手勝負に追い上げる。佐々木は挟まれ後退。佐藤は最終バックで番手を取りきり、後方から捲ってきた吉岡を止めたが、吉岡の番手の小倉が伸び優勝。2着に逃げ残った海老根、3着外をのびた有坂。
周回
赤板
最終ホーム
最終2コーナー
最終3コーナー
ゴール
■ダッグアウトから
<1R>
捲り追い込んで1着の坂上樹大
「今日は、後ろの人に悪い事しちゃいましたね…。自在になりたいんで、できるだけ自力はなるべく出さないようにしているんですけどね」
先行した松田孝志は「自分の力じゃダメでしたね(苦笑)。もっと頑張ります!」
<2R>
捲って1着の成田和也
「展開に恵まれました。ダッシュには自信があるんですけど、それ以外がダメなんですよ(苦笑)。でも、やっぱり大きい大会の雰囲気はいいですね。自分ももっと上のクラスで戦いたいですね。山崎(芳仁)や渡邉(一成)に早く追いつけるように頑張ります」
<3R>
先行した高城信雄の番手から1着の秋山智幸
「高城とは初連係だったんですけど、よくかかっていました。昨日も1着だし、最後も1着だし、負け戦ですけど気持ちよかったです。これが次につながっていきますね」
<6R>
捲る井上辰也を交わして1着の吉永和生
「今回、初日の落車したんで調子的にどうだったんでしょうね。でも、僕は気持ちで走る選手なんで。今日は前のおかげですね」
<7R>
山崎芳仁の番手死守した村本大輔
「山崎は強いよ! 俺抜いた事ないもん。今日も山崎が『行く』っていうから、『じゃ、後ろで仕事するよ』って言っていたんですけど、サラ脚でも抜けないのにムリ~。 この後は宮古島に合宿に競輪祭に来たメンバーで行きます。2月は静岡記念と東王座戦(伊東温泉)がありますからね。今回は、自分の立場も違うから、それを考えて頑張ります!」
<10R>
先行した稲垣裕之
「今日も渡邉(一成)に出られたし、しょうがないですね。今開催は、決勝戦にのってないから納得はしていないですけど。でも、調子は戻ってきたという感じはしますね。西王座戦には出られないのでダービーに向けて頑張ります!」
<11R>
優勝した小倉竜二
「6年前に獲った時はGIの重みもわかんなかったんで、今回の方が喜びは大きいですね。支えてくれた皆に感謝したいです!」
先行した海老根恵太の番手をとりきった佐藤慎太郎
「優勝できなかったんで納得はしていないけど、でも、最終4コーナーまで番手で来て、あれを抜けば優勝ですからね。」
番手を死守できなかった佐々木龍也
「もっと抵抗できればよかったんですけどね…。もっと頑張らなきゃいけないですね、年とか関係なく」
佐藤の番手だった岡部芳幸は
「慎太郎はよく最終バックで吉岡(稔真)を止めにいきましたよ。(加藤)慎平の動きだけ気をつけてました。後ろに有坂(直樹)さんもいるし、かぶるようだったら捲らな
きゃと思っていました」
これが初GI決勝だった志智俊夫は
「(決勝に乗れた事で)よりいっそう頑張らないといけないなと思いました」
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