第33回「共同通信社杯(GII)」が武雄競輪場で開幕した。3、4、5Rと3連単10万円を超える波乱のレースとなったが、後半戦は人気サイドで決着。10Rでは山田英明が1着で地元ファンの声援に応えた。2日目は二次予選A、B合わせて7個レースで準決勝進出が争われる。
2日目はキッズイベントとしてキラキラ☆プリキュアアラモードショーや子供ストライダー2m競走が。選手会佐賀支部によるトーク&チャリティーオークションなどのイベントが予定されています。ぜひ本場へご来場ください。

リニューアルしたホームスタンドで開会式

敢闘宣言をする山田英明選手

高配当ゲットのチャンス!?予想ステージ
<1R>

成清貴之選手
単騎の櫻井正孝が赤板の2コーナーで先頭に立つと、小川真太郎が打鐘をめがけて一気に仕掛けて主導権。先に動いて3番手をキープした桐山敬太郎は三谷竜生の巻き返しに合わせて最終2コーナーからまくり上げると、番手の成清貴之(写真)が諸橋愛の中割りをしのいで抜け出した。
「桐山が俺のために(補欠から)繰り上がってくれた。頭が上がらないです。1Rだったので体が起きてなくて、反応が悪い。今日は桐山に勝たせてもらいました。脚は溜まっていたし、平原(康多)の後ろで(前回の岐阜記念を)勝っているから、負けるわけにはいかないでしょ」
2着には俊敏に立ち回った諸橋愛が食い込んだ。
「恵まれました。状況判断もできているし、レースも見えていた。脚は悪くない。最後内へ行った時に一回止まってから入っていったので、タイミングが合わなかった。それがなければ突き抜けていたかも」
先まくりを打った桐山敬太郎が3着に踏み止まった。
「風がキツかったですね。櫻井が追い付いていかないので、びっくりした。ここに向けて調整していたので、結果が出てホッとしました。冷静に見極めて走れました」
「桐山が俺のために(補欠から)繰り上がってくれた。頭が上がらないです。1Rだったので体が起きてなくて、反応が悪い。今日は桐山に勝たせてもらいました。脚は溜まっていたし、平原(康多)の後ろで(前回の岐阜記念を)勝っているから、負けるわけにはいかないでしょ」
2着には俊敏に立ち回った諸橋愛が食い込んだ。
「恵まれました。状況判断もできているし、レースも見えていた。脚は悪くない。最後内へ行った時に一回止まってから入っていったので、タイミングが合わなかった。それがなければ突き抜けていたかも」
先まくりを打った桐山敬太郎が3着に踏み止まった。
「風がキツかったですね。櫻井が追い付いていかないので、びっくりした。ここに向けて調整していたので、結果が出てホッとしました。冷静に見極めて走れました」
<2R>

澤田義和選手
木暮安由、坂本亮馬の順に動いたところを、すかさず中井太祐が叩いて打鐘から主導権を握る。後方から巻き返した田中晴基だが3番手で坂本とからんで外に浮く。3コーナーからは木暮が外を伸びてきたが突き抜けることはできず、中井マークの澤田義和(写真)が好展開を生かした。
「最終ホームで中井君がしっかりと踏んでくれたので、他のラインが仕掛けられなかったね。日韓競輪に参加したばかりで、朝の早いレースだったから少し体がフワフワした感じだった」
木暮安由は坂本に切られて後方に置かれたが、3コーナーからのまくりで2着に届いた。
「(オールスターで)落車をしていたので変な緊張感があった。包まれるのは避けたかったので、外を踏もうと思っていた。感じはそんなに悪くなかったので、しっかりと体調を整えれば大丈夫だと思う」
果敢に逃げた中井太祐は懸命にこらえて3着に逃げ粘った。
「先行することは決めていた。最終ホームは風もありキツかったけど、全開で踏みました。最終バックでは脚にきてたけど、最後は澤田さんが残してくれましたね」
「最終ホームで中井君がしっかりと踏んでくれたので、他のラインが仕掛けられなかったね。日韓競輪に参加したばかりで、朝の早いレースだったから少し体がフワフワした感じだった」
木暮安由は坂本に切られて後方に置かれたが、3コーナーからのまくりで2着に届いた。
「(オールスターで)落車をしていたので変な緊張感があった。包まれるのは避けたかったので、外を踏もうと思っていた。感じはそんなに悪くなかったので、しっかりと体調を整えれば大丈夫だと思う」
果敢に逃げた中井太祐は懸命にこらえて3着に逃げ粘った。
「先行することは決めていた。最終ホームは風もありキツかったけど、全開で踏みました。最終バックでは脚にきてたけど、最後は澤田さんが残してくれましたね」
<3R>

鈴木裕選手
後ろ攻めから早めに動いた堀内俊介を打鐘過ぎに才迫開が叩いて主導権を握る。この4番手を確保した鈴木裕(写真)がバック前から力強くまくって快勝した。
「ピンク(8番車)が目立ちました(笑)。ホームで行く勇気がなかったですね。行ってれば(神山雄一郎と)決まっていたかもしれない。でも、行く気持ちがあったので、あの位置が取れたんだと思います。運がよかったです」
人気の中川誠一郎は勝負どころで立ち遅れて8番手。直線で大外を鋭く伸びて2着に入った。
「(鈴木裕が)仕掛けたときに堀内君が下がってきて、タイミングが取れなかったです。(鈴木に)付いていって、その外を仕掛けたかったんですけどね。余裕はあったんですけど、かみ合ってないです。自分のレースができなかった」
態勢を立て直して6番手からまくり上げた堀内俊介は3着まで。
「自分が甘かったですね。全部、中途半端でした。先行しないといけなかったし、先行できなくても中団は取らないといけない。もっとしっかり組み立てて、もう少し早く仕掛けたかったです。しっかり反省して、二次予選につなげたいです」
「ピンク(8番車)が目立ちました(笑)。ホームで行く勇気がなかったですね。行ってれば(神山雄一郎と)決まっていたかもしれない。でも、行く気持ちがあったので、あの位置が取れたんだと思います。運がよかったです」
人気の中川誠一郎は勝負どころで立ち遅れて8番手。直線で大外を鋭く伸びて2着に入った。
「(鈴木裕が)仕掛けたときに堀内君が下がってきて、タイミングが取れなかったです。(鈴木に)付いていって、その外を仕掛けたかったんですけどね。余裕はあったんですけど、かみ合ってないです。自分のレースができなかった」
態勢を立て直して6番手からまくり上げた堀内俊介は3着まで。
「自分が甘かったですね。全部、中途半端でした。先行しないといけなかったし、先行できなくても中団は取らないといけない。もっとしっかり組み立てて、もう少し早く仕掛けたかったです。しっかり反省して、二次予選につなげたいです」
<4R>

鈴木竜士選手
後ろ攻めの松谷秀幸が動くと、金子貴志を警戒しながら鈴木竜士(写真)が打鐘から先頭に立つ。そこを金子がすかさず叩くが、岩津裕介の口が空き、代わって番手には鈴木が入る。鈴木は2コーナー手前から番手まくりを打つと、6月取手以来となる久々の勝ち星を挙げた。
「ラッキーだったですね。ホントは先行したかったけど、金子さんがすぐ来たんで。どうしようかなと思ったら、うまくはまれてラッキーでした。1センターからはとにかく早く、後ろは見ないで先に仕掛けようと思った。金子さんも踏んでたけど、そこは力勝負しようと思ってました」
鈴木後位で立て直したに岩津迎え入れられた金子貴志が2着に粘り込んだ。
「迷いながらだったけど、(鈴木ラインは)2車なんで行けるかなと思ったら、結構踏まれてキツかった。後ろは分かってました。来たら一緒に(踏もう)と思ったし、来たのは分かったけど、3コーナーに入ればよかったですね。岩津が入れてくれたけど、キツかった。もううまく回らなかったです。引き続き状態はいいと思います」
何とかリカバリーした岩津裕介だが、金子との連係を外したことを悔しがる。
「しっかり付き切らないと。悔しい。(ファンに)予想されてたレースができなかったのは反省です。(金子がまくられたあと)自分だけ1着行っても違うなって感じだった。みんなで決めるって考えたら、ああするしかなかった。甘くないですね」
「ラッキーだったですね。ホントは先行したかったけど、金子さんがすぐ来たんで。どうしようかなと思ったら、うまくはまれてラッキーでした。1センターからはとにかく早く、後ろは見ないで先に仕掛けようと思った。金子さんも踏んでたけど、そこは力勝負しようと思ってました」
鈴木後位で立て直したに岩津迎え入れられた金子貴志が2着に粘り込んだ。
「迷いながらだったけど、(鈴木ラインは)2車なんで行けるかなと思ったら、結構踏まれてキツかった。後ろは分かってました。来たら一緒に(踏もう)と思ったし、来たのは分かったけど、3コーナーに入ればよかったですね。岩津が入れてくれたけど、キツかった。もううまく回らなかったです。引き続き状態はいいと思います」
何とかリカバリーした岩津裕介だが、金子との連係を外したことを悔しがる。
「しっかり付き切らないと。悔しい。(ファンに)予想されてたレースができなかったのは反省です。(金子がまくられたあと)自分だけ1着行っても違うなって感じだった。みんなで決めるって考えたら、ああするしかなかった。甘くないですね」
<5R>

高橋和也選手
深谷知広が打鐘の2センターで中井俊亮を叩くと、山内卓也は遅れてしまい、最終ホームでは近畿勢が3、4番手にはまる。深谷が最終バックを先頭で通過すると、番手の高橋和也(写真)が中井の巻き返しをけん制しながら抜け出した。
「深谷君が頑張ってくれたおかげです。どんどんかかっていきました。出切ったら深谷君の後ろだけに集中していました。1着を取れているし、道中脚を回せているので調子はいいです」
2センター、6番手から大外を鋭く伸びた山崎芳仁が2着に食い込んだ。
「伸びは悪くないと思う。余裕があったから届きました。自力のときは着がまとまっていますね。武雄は前回決勝に乗っているし、相性がいい」
中井後位から愛知コンビの中を割った南修二が3着に入った。
「中井が頑張ってくれました。最後はワンテンポ遅かったので、2日目以降修正します」
「深谷君が頑張ってくれたおかげです。どんどんかかっていきました。出切ったら深谷君の後ろだけに集中していました。1着を取れているし、道中脚を回せているので調子はいいです」
2センター、6番手から大外を鋭く伸びた山崎芳仁が2着に食い込んだ。
「伸びは悪くないと思う。余裕があったから届きました。自力のときは着がまとまっていますね。武雄は前回決勝に乗っているし、相性がいい」
中井後位から愛知コンビの中を割った南修二が3着に入った。
「中井が頑張ってくれました。最後はワンテンポ遅かったので、2日目以降修正します」
<6R>

浅井康太選手
伊藤成紀が渡邉雄太にフタをすると、浅井康太(写真)は先に上昇して打鐘で先頭に立つ。そこを伊藤が叩いて出ると、浅井は3番手を確保する。渡邉の巻き返しを2度、3度とブロックした稲川翔はバックから番手まくり。続いた浅井がゴール前で逆転した。
「レースの組み立てはよかった。後ろの援護もありラインでうまく戦えたと思う。神山君も勝ち上がれれば最高だったけど。僕の状態は岐阜記念が底で、不調から復調してきた感じかな。上向いている感覚なので気分は悪くない」
大阪同士の伊藤を再三のブロックで援護した稲川翔だが、3着の結果に表情は晴れない。
「けん制や前へ踏むタイミングなど判断が難しかったけど、そこの部分も含めて実力なので。1着ならば(伊藤の)気持ちに応えてってことになるんだろうけど…。体の状態は2日目以降よくなっていくと思う」
「レースの組み立てはよかった。後ろの援護もありラインでうまく戦えたと思う。神山君も勝ち上がれれば最高だったけど。僕の状態は岐阜記念が底で、不調から復調してきた感じかな。上向いている感覚なので気分は悪くない」
大阪同士の伊藤を再三のブロックで援護した稲川翔だが、3着の結果に表情は晴れない。
「けん制や前へ踏むタイミングなど判断が難しかったけど、そこの部分も含めて実力なので。1着ならば(伊藤の)気持ちに応えてってことになるんだろうけど…。体の状態は2日目以降よくなっていくと思う」
<7R>

小松崎大地選手
後ろ攻めの稲垣裕之が早めに動いて赤板前に誘導の後位に入る。前受けから7番手まで下げた太田竜馬は打鐘過ぎから反撃に出るが、稲垣が一気にペースを上げて主導権。この3番手にすんなり収まっていた小松崎大地(写真)は車間を詰める勢いで最終1コーナーからまくる。バックで稲垣をねじ伏せた小松崎が力強く押し切った。
「後ろが成田(和也)さんなので、うまいこと主導権を取れればって思ってましたけど、完全に想定外でした。でもそのおかげというか、展開は向きましたね。詰まった勢いで仕掛けました。やっぱり後ろが成田さんだと安心感がある。それが大きいですね。自分のできることはしっかりやれました」
成田和也が好マークから迫って2着。福島ワンツー決着となった。
「ラッキーでした。前々に踏んでいくという大地の気持ちがよかったですね。後ろから来るのを警戒してました。直線が長いんで、抜ければよかったんですけどね」
単騎の伊勢崎彰大は初手から福島コンビを追走。そのまま2人を追って3着に流れ込んだ。
「単騎で楽でした。先手を取るのはこのラインかなって。稲垣が駆けて厳しいかと思ったけど、たまたま大地がまくれたからよかった。読みはちょっと悪かったですね。でも3着なら上等ですよ」
「後ろが成田(和也)さんなので、うまいこと主導権を取れればって思ってましたけど、完全に想定外でした。でもそのおかげというか、展開は向きましたね。詰まった勢いで仕掛けました。やっぱり後ろが成田さんだと安心感がある。それが大きいですね。自分のできることはしっかりやれました」
成田和也が好マークから迫って2着。福島ワンツー決着となった。
「ラッキーでした。前々に踏んでいくという大地の気持ちがよかったですね。後ろから来るのを警戒してました。直線が長いんで、抜ければよかったんですけどね」
単騎の伊勢崎彰大は初手から福島コンビを追走。そのまま2人を追って3着に流れ込んだ。
「単騎で楽でした。先手を取るのはこのラインかなって。稲垣が駆けて厳しいかと思ったけど、たまたま大地がまくれたからよかった。読みはちょっと悪かったですね。でも3着なら上等ですよ」
<8R>

山田義彦選手
赤板前から菊地圭尚にフタをされ続けた吉澤純平だったが、打鐘で菊地が先頭に出ると4コーナーからすかさず叩いて出る。ライン3車できれいに出切ると、番手を回った山田義彦(写真)がゴール前で逆転。節目の200勝を決めた。
「吉澤さんはめっちゃ強いですね。今日はついて行くことしか考えてなかったし、決まってよかった、マジで。(最後は)行けないかなと思って踏んだけど、直線が長かった。200勝よかったです。ホッとしました。今日でテンションが上がり切っちゃってるんで、2日目はまたテンションを上げて。勝ち上がれるように頑張ります」
1周駆けた吉澤純平は2着に粘った。
「(菊地と)併走のときにもっと脚をためられればよかったけど。赤板過ぎだったし、引かずに勝負かなと。引いたら圭尚さんにラッキーだし、村上(義弘)さんも1回切ると思った。1周脚を使ってるんで悪くはないと思う。すんなりの展開だったんでよかったです」
3番手を回った後閑信一がきっちりと続いて、関東ラインで上位を独占した。
「今日は吉澤任せです。何も言うことはないし、心強い。(菊地に飛びつかれそうになったが)あそこは当たられても流れをもらってるので。吉澤もかかってるし、山田も落ち着いてた。俺も内を締めてるだけだったし、余裕はありましたね。山田は200勝だったの? 200勝だし、ラインで決まったしよかった」
「吉澤さんはめっちゃ強いですね。今日はついて行くことしか考えてなかったし、決まってよかった、マジで。(最後は)行けないかなと思って踏んだけど、直線が長かった。200勝よかったです。ホッとしました。今日でテンションが上がり切っちゃってるんで、2日目はまたテンションを上げて。勝ち上がれるように頑張ります」
1周駆けた吉澤純平は2着に粘った。
「(菊地と)併走のときにもっと脚をためられればよかったけど。赤板過ぎだったし、引かずに勝負かなと。引いたら圭尚さんにラッキーだし、村上(義弘)さんも1回切ると思った。1周脚を使ってるんで悪くはないと思う。すんなりの展開だったんでよかったです」
3番手を回った後閑信一がきっちりと続いて、関東ラインで上位を独占した。
「今日は吉澤任せです。何も言うことはないし、心強い。(菊地に飛びつかれそうになったが)あそこは当たられても流れをもらってるので。吉澤もかかってるし、山田も落ち着いてた。俺も内を締めてるだけだったし、余裕はありましたね。山田は200勝だったの? 200勝だし、ラインで決まったしよかった」
<9R>

杉森輝大選手
原田研太朗の上昇を前受けの坂本貴史が赤板ホームから突っ張る。原田が車を下げると、2コーナー山おろしを使って土屋壮登が単騎で主導権を握る。番手に入った坂本は車間を詰めてバックからまくったが、東龍之介にすくわれ外に浮いた渡邉一成に切り替える形で5番手まで上げていた杉森輝大(写真)が原田の巻き返しに合わせて3コーナーからまくって混戦を制した。
「車の出もよかったし、まくれる感じがありました。2コーナー前あたりから仕掛けて踏んでいきました。落ち着いていたし、体の反応はよかった。今日は緩んだら仕掛けようと決めていました。脚も溜まっていましたよ」
後方8番手になった原田研太朗だったが、最終バックから懸命に踏み込んで2着に食い込んだ。
「打鐘過ぎの4コーナーで仕掛けて行けたらよかったんですけど。ワンテンポ早く仕掛けたかったです。坂口(晃輔)さんが付いてくれてラインができたのが大きかったし、なんとかしのげました」
原田マークの坂口晃輔が3着に流れ込んだ。
「後方になってしまい、絶体絶命だと思いました。2コーナーで気づいたら前が密集していて、外が流れる感じになっていました。内もコースがあったけど、なぜか外を踏みましたね。原田君に連れて行ってもらいました」
「車の出もよかったし、まくれる感じがありました。2コーナー前あたりから仕掛けて踏んでいきました。落ち着いていたし、体の反応はよかった。今日は緩んだら仕掛けようと決めていました。脚も溜まっていましたよ」
後方8番手になった原田研太朗だったが、最終バックから懸命に踏み込んで2着に食い込んだ。
「打鐘過ぎの4コーナーで仕掛けて行けたらよかったんですけど。ワンテンポ早く仕掛けたかったです。坂口(晃輔)さんが付いてくれてラインができたのが大きかったし、なんとかしのげました」
原田マークの坂口晃輔が3着に流れ込んだ。
「後方になってしまい、絶体絶命だと思いました。2コーナーで気づいたら前が密集していて、外が流れる感じになっていました。内もコースがあったけど、なぜか外を踏みましたね。原田君に連れて行ってもらいました」
<10R>

山田英明選手
打鐘前でスローペースの前団を守澤太志が押さえて前に出ると、3番手に山田庸平が入り、山田英明(写真)は4番手をキープ。林巨人が6番手に切り替えて、山形一気は7番手に置かれた。後方からの仕掛けはなく、守澤がホーム前からペースを上げる。山田英が車間を空けてタイミングを計ると、3コーナーから一気にまくりを決めて幸先の良い白星スタートを飾った。
「地元のビッグレースなので結果を出さないとね。今日の流れならば山形君より前の位置にいれば大丈夫だと思って組み立てた。(前に弟の山田庸がいたが、の問いに)弟だけど、一人の選手として見ていた。今まで人をアテにしてもロクなことがなかったし、仕掛けたときに前を一気に飲み込むつもりでしたよ。それより早く前が仕掛ければその動きに対処するだけなので。余裕はあったのでそうなっても問題なかったと思います」
昨年はS級S班も務めた園田匠がきっちりと続いて九州ワンツー。圧倒的な一番人気に応えた。
「オールスターで失格をしたけど、このワンツーで流れが変わってくれればね。今回はフレーム、セッティングなど一新して臨んだけど全く問題なかった」
「地元のビッグレースなので結果を出さないとね。今日の流れならば山形君より前の位置にいれば大丈夫だと思って組み立てた。(前に弟の山田庸がいたが、の問いに)弟だけど、一人の選手として見ていた。今まで人をアテにしてもロクなことがなかったし、仕掛けたときに前を一気に飲み込むつもりでしたよ。それより早く前が仕掛ければその動きに対処するだけなので。余裕はあったのでそうなっても問題なかったと思います」
昨年はS級S班も務めた園田匠がきっちりと続いて九州ワンツー。圧倒的な一番人気に応えた。
「オールスターで失格をしたけど、このワンツーで流れが変わってくれればね。今回はフレーム、セッティングなど一新して臨んだけど全く問題なかった」
<11R>

村上博幸選手
打鐘前に切った山田久徳を竹内雄作がすかさず叩いて先制。前受けから6番手まで下げて態勢を整えた新田祐大は最終2コーナーから踏み出すと、圧巻のスピードで前団を飲み込んだ。
「きつくて限界です。雨が降って、先行しやすいコンディションだった。竹内に駆けやすいところで上手く駆けられてしまった。1回休んで、それから行きました。ゴールまで持つような感じで踏みました。運がよかったです。疲れはありますね」
勝負どころで3、4番手の好位置に収まった京都コンビ。村上博幸(写真)が冷静なコース取りから2着に突っ込んだ。
「(山田が)前々に踏んでくれたおかげです。新田よりも先に仕掛けてほしかったですけどね。スピードが違ってました。平安賞からの精神的な疲れは取れていると思います」
竹内を受けて3番手を確保した山田久徳はなかなか仕掛けられず。直線勝負で3着に食い込んだ。
「最低限の位置は取れたんですけど、ちょっと大事にいきすぎました。すんなり1周以上、3番手だったんで余裕はありました。前もかかっていたので、ビビッて行けなかったです。感触は悪くなかったですね」
「きつくて限界です。雨が降って、先行しやすいコンディションだった。竹内に駆けやすいところで上手く駆けられてしまった。1回休んで、それから行きました。ゴールまで持つような感じで踏みました。運がよかったです。疲れはありますね」
勝負どころで3、4番手の好位置に収まった京都コンビ。村上博幸(写真)が冷静なコース取りから2着に突っ込んだ。
「(山田が)前々に踏んでくれたおかげです。新田よりも先に仕掛けてほしかったですけどね。スピードが違ってました。平安賞からの精神的な疲れは取れていると思います」
竹内を受けて3番手を確保した山田久徳はなかなか仕掛けられず。直線勝負で3着に食い込んだ。
「最低限の位置は取れたんですけど、ちょっと大事にいきすぎました。すんなり1周以上、3番手だったんで余裕はありました。前もかかっていたので、ビビッて行けなかったです。感触は悪くなかったですね」
<12R>

吉田拓矢選手
107期3名が激突したこのレースは戦前の予想どおり激しいものに。赤板過ぎに誘導員を下ろした取鳥雄吾を2コーナーで新山響平が叩くと、そこに打鐘から吉田拓矢が襲いかかる。新山は吉田を出させずハイペースで飛ばすが、平原康多のアシストで中団に迎え入れられた吉田はすかさず1センターから再度仕掛ける。続いた平原康多は3コーナーから外に持ち出すと、直線鋭く抜け出した。
「(ホームで吉田を迎え入れるのが)一番キツかった。すごいバック踏んで入れたので。吉田は止まってる感じがしたので、様子を見ながら踏んだ。(判断が)難しかったですね。(吉田が)3着までに残ってくれてよかった」
伊藤正樹の動きをはばんで前に踏んだ菅田壱道が平原を追う形で2着に入った。
「新山も早めなら楽に出させてくれると思ったけど、取鳥にけっこう抵抗されたんで。あれが予想外でしたね。それでもスピードもかかりもよかったので、吉田は2発目で止まると思ったけど、その外に平原さんがいたので持っていけなかった。自分の技量不足ですね。3番手空いてたのが見えたので、ひと振りして自分のコースを確保しました」
苦しいレースをしのいだ吉田拓矢(写真)は3着で二次予選Aに駒を進めた。
「みんな積極的なタイプだし、前々にいないとダメだと思ってすぐに仕掛けた。タイミングよく行けたし、踏み出しもよかったんですけどね。合わされて苦しかった。まくり切れたのはよかったけど、突っ張られたのは悔しい。でも、ずっと踏めてる感じはありますし、脚の感じはいいと思うので、また頑張ります」
「(ホームで吉田を迎え入れるのが)一番キツかった。すごいバック踏んで入れたので。吉田は止まってる感じがしたので、様子を見ながら踏んだ。(判断が)難しかったですね。(吉田が)3着までに残ってくれてよかった」
伊藤正樹の動きをはばんで前に踏んだ菅田壱道が平原を追う形で2着に入った。
「新山も早めなら楽に出させてくれると思ったけど、取鳥にけっこう抵抗されたんで。あれが予想外でしたね。それでもスピードもかかりもよかったので、吉田は2発目で止まると思ったけど、その外に平原さんがいたので持っていけなかった。自分の技量不足ですね。3番手空いてたのが見えたので、ひと振りして自分のコースを確保しました」
苦しいレースをしのいだ吉田拓矢(写真)は3着で二次予選Aに駒を進めた。
「みんな積極的なタイプだし、前々にいないとダメだと思ってすぐに仕掛けた。タイミングよく行けたし、踏み出しもよかったんですけどね。合わされて苦しかった。まくり切れたのはよかったけど、突っ張られたのは悔しい。でも、ずっと踏めてる感じはありますし、脚の感じはいいと思うので、また頑張ります」