『サマーナイトフェスティバル(GII)レポート』 最終日編
配信日:8月6日
若生武則の 『サマーナイトフェスティバル(GII)レポート』 最終日編
第1回サマーナイトフェスティバル(GII)は、なんと有坂直樹選手が優勝!でした。素晴らしい!
37歳で初めでのビッグタイトル獲得でまだまだ64期三羽烏(有坂、三宅伸、高木隆弘)は健在でした。
そして、「夜の帝王」の称号を真のものにしましたね。これからは、夜の帝王・有坂直樹と呼ばなくてはいけませんね。
こんばんは、KEIRINマガジンの若生です。
今日は昨日よりは少し涼しく、風もあり、絶好の競輪ナイトになりました。皆さんいかがだったでしょうか。
川崎競輪場は、競輪は無論のこと、色々なイベントで大いに盛り上がっていました。
来年は函館競輪場でサマーナイトフェスティバルが開催されます。
真夏の夜のお祭り騒ぎは、来年も続きます!期待して待っててくださいね。
■決勝ダイジェスト
周回は金子、山内、志智、山田、吉岡、小川、山崎、岡部、有坂。
赤板前から吉岡が上昇し、金子を抑えると、打鐘過ぎから、山崎が発進。赤板では先行態勢に。最終2コーナーから中団を取った吉岡が勢いよく捲って出たが、最終3コーナーで岡部のブロックに合い不発。そのまま岡部は番手から出て、ゴールに向かったが、その後ろの有坂が差し優勝。2着に岡部、3着に山内が突っ込んできた。
周回
赤板
打鐘過ぎ
最終ホーム
最終2コーナー
ゴール!
■川崎競輪ナイター名物
サンバショーでお出迎え。昨日も紹介しましたが、川崎ではこんな感じでお出迎えがあるそうです。ちょっと楽しくなりますよね。
■お出迎え2
地元選手が入場口で出走表をファンに配っていました。
今日のゲストはアニマル浜口さん。特別選手紹介時に出場選手一人一人に気合を注入!
この気合は見習いたいですね。
地元選手がファンをお出迎え
選手に気合いを入れるアニマル浜口さん
表彰式に入場してきた有坂選手を一番最初に祝福したのがサンバのダンサーでした。ほっぺにチュ!とされ、最後までべったりキスマークが残っていたのは愛嬌ですね。
サンバダンサーにキスを受ける有坂選手
アニマル浜口さんと有坂選手
→ダッグアウトから
■ダッグアウトから
<1R>
捲って1着の高谷雅彦
「昨日も同じ組み立てだったんですけどね。昨日はなかなか前が駆けてくれなかったんでうまくいかなかったけど、今日は前が駆けてくれたから、うまくいきましたね。まぁ、ラインじゃないんで、『なんで駆けてくれないんだ』って言うのはお門違いなんで、しょうがないんですけどね。ギアをあげたのは、坂本(勉)さんと話して『いろいろ試してみよう』って言われたんであげてみました。これが3ヶ月ぶりの1着ですよ!」
<2R>
永井清史を交わして1着の三浦靖
「恵まれました。永井君は駆け出しいいですからね。やっぱり年をとってくると駆け出しは悪くなりますからね。それに僕らは展開が命になりますからね。8、9番手でなんとかしてっていってもムリですからね。ああやって永井君が行ってくれて、ありがたいです」
<3R>
先行した新田康仁
だが、今日の出来には「全然ダメでしょう、まだまだですね」また、この開催前に金子貴志の道場で合宿してきたそうで「金子君は成果出たみたいだけど、僕は出なかったね。ウチと金子君のところ近いんで、前から一緒にやろうって言ってて、やっと実現したんですよ。
内容の濃い練習ができた。豊橋の雰囲気がよくって、静岡でも見習っていきたいなって。静岡の皆さそって練習していこうかなって思ってます。それで皆で強くなれればいいですよね」
<4R>
先行した澤田義和を交わして1着の大井啓世
「澤田が『行くわ』って言うから、『よし、思いっ切りいこか』って話してたんですよ。いつもの澤田だったら、昨日行って、今日はポカするパターンなんですけどね(笑)、今日行けたってことは本当に調子がいいんでしょうね。
最近、失格ばっかりで流れが逆流しているからね。宮杯は守りにはいっての失格だったからふてくされたけど、寛仁親王牌、四日市の失格は自分でいっての失格なんで納得しています。やっぱり、マーク屋が先行の番手じゃないといかんと思うんですよ、同県だからっていうのもわかるんですけど…。普段は番手ゆずって3番手で、大事な時だけ番手主張するのは、あかんですからね。しなきゃいけない時は主張していきます」
<6R>
捲った小嶋敬二とマーク中澤央治のワン・ツーが決まった
中澤「とりあえず差しにいったんだけど、差せんかったな。ゴール後、『ふぅ、離れず2着でよかった』って思っとったら、それを小嶋に見られた。『よし、よし、ちゃんとついてきたな』って顔で見とった。小嶋は調子悪いから差せるかと思ったんだけどな」
小嶋「いやいや、捲りは抜かれたらやばいでしょ(笑)」
中澤「めちゃめちゃすごかった!」
小嶋「でも、中澤さんは(昨日も2着で)今開催連対率100%じゃないですか!(笑)」
<7R>
空いた内をついて佐藤慎太郎
「本当は(コース空くの)待っちゃダメなんですけどね。でも、今日は待っててよかった! 3.64にギアを上げて重かったけど、でも、今日勝てたんで感じいいかも!」
<8R>
先行した稲垣裕之
「先行で武田(豊樹)さんに勝てたのが最高ですね。これで今日はうんまい酒が飲めます(笑)。月曜からナショナルチームの合宿なんですけど、でも、調子戻ってきたし、いい感じで今後に臨めます」
<9R>
優勝した有坂直樹
「昨日は齋藤(登志信)君が捨て身で行ってくれたし、今日は前の2人のおかげですね。今日は、可愛い後輩たちと朝まで飲みます。(ビッグ優勝までは長かった?)ケガもあったし、でも、ケガがなかったとしても獲れない時は獲れないですからね。記念すべき第一回大会を優勝することができ嬉しいです。妻が一番喜んでくれているんじゃないですかね、いろいろ料理とか気を使ってくれているんで。
GIIなんですけど優勝できて、家族孝行ができました。次はGIを目指して頑張りたいですね。GIも夜やってくれるといいんですけどね(笑)」
2着の岡部芳幸
「最後の直線、内をしめて、共倒れになるよりはと思って、空けました。正直悔しいけど、でも、ラインの人が勝ってくれたんでよかった」
3着の山内卓也は「ちょっと展開がきびしかったですね。でも、こういう場で金子(貴志)と連係できたことは大きかったですね。これからも、ビッグの場で増えていくだろうし。次は愛知で続いて大きい大会があるんで、他に獲られないように頑張ります」
先行した山崎芳仁は「緊張はしませんでしたね。自分のやるべきことをやるだけだと思ってました」
金子貴志は「外に持ち出しちゃったししょうがないですね。次の地元・ふるさとダービー豊橋に向けて仕上げていきます」
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