『第4回西王座戦(GII)レポート』 3日目編
 
配信日:2月21日
 




若生武則の 『第4回西王座戦(GII)レポート』 3日目編



西王座戦の決勝は、ヤングスター選手が一同に集結しました!全員20代の選手ばかり! ここ最近ベテラン勢が大挙して決勝に進出していましたが、今回は大幅に入れ替わりました。タイトルホルダーは小倉竜二選手だけ!
フレッシュな顔がほとんどです。どのようなレースになるかワクワクしてきました。パワー溢れるレースになりそうな予感がします。
こんにちは、KEIRINマガジンの若生です。
いよいよ明日は決勝戦! 玉野競輪場では、火の玉のように燃え上がっています。
競輪ファンの皆様、明日は是非、玉野競輪場までお越しください。熱いレースが目の前で展開されます!


■準決勝ダイジェスト

9R
吉田、加藤、浜口、坂上、有賀、城戸崎、島田、高城、伊藤で周回。
赤板前で高城が上昇。それに城戸崎、島田、坂上、有賀が追走し、吉田が引く。打鐘では吉田が先頭に立ち、先行態勢に。最終ホームでは吉田と高城の争いに。しかし、吉田の番手の加藤が離れ、吉田の番手に高城がはまる。その後ろで加藤と伊藤で競り合い、加藤が取りきる。最終4コーナーでは高城が抜け出し1着。2着に加藤、3着は追い込んできた坂上。


9R最終ホーム前4コーナー

9Rゴール前
10R
中川、香川、吉永、金子、一丸、山口、稲垣、村上、西郷で回る。
打鐘で稲垣、金子が一気に前に。稲垣はそのまま先行。吉永が切り替え、4番手に。最終ホームでは、外に金子、内に中川で併走。最終1コーナーから、金子が踏み込み最終バック過ぎに前団を捉え、出切る。村上はあわせて出るが、金子に外入され最終2センター前で落車。結局1着は稲垣、2着に中川、3着は吉永。


10R最終ホーム前4コーナー

10Rゴール前
11R
小嶋は、39度の熱を出し、欠場。周回は市田、内林、山根、山内、山口、佐々木、小倉、室井。
打鐘で一気に佐々木が先行。中団を市田と山内で取り合う。佐々木はゴール前までスピードを保ち2着。1着は番手の小倉、3着は追い込んできた山内。


11R最終ホーム前4コーナー

11Rゴール前





→ダッグアウトから
→私的明日の展望



■タッグアウトから

<1R>
  2着の藤野義高

「2着、あきらめんで、踏んでよかった。本田(博)と上吹越(直
樹)が同じ支部だったから、でも、本田が前なら俺は3番手にはい
けんゆうて、3人で話し合って、上吹越-本田-俺になったんです
よ」


<2R>
  連日、位置にこだわった競走をみせている松本大地

「こんなに風があって、ペースあがらないなら、僕が外並走の方が
良かったですね。初日から位置取りはまちがってないんですけど、
とりきれてないんですよ、脚がないですね」


<3R>
  本日から補充出走の守谷陽介

「9着でも点数上がるから、思い切っていこうと思ってました。なか
なかS級では主導権とらせてもらえないですからね。やっぱり脚が
ない。点数ないから迷惑かけないようにと思ったんですけど、やっ
ぱり、ちがいますね。(ビッグレースは)かなり勉強になりますね」


<5R>
  先行する永井清史の3番手から突き抜けて1着の前田拓也

「落車の影響はないですね。前にも連係した事あるし、前が頑張っ
てくれたから」
永井の番手についた吉村和之は「(永井が)ちょっとずつ、ちょっ
とずつたれてくるから、車間あけておくことも、どうすることもで
きん。でも、永井3着でしょ。ここまで援護できれば充分でしょ」


<6R>
  捲って1着の石丸寛之

「(4番手固めてくれた)石村(英之)さんの一車は大きかったで
すね。二分線は苦手なんですけどね。斜めからの風だから、捲る時
は楽だったけど、出た後(3コーナーくらい)気が抜けませんでし
たね」
先行した金山栄治の番手とった加倉正義は「平田(崇昭)さんに宮
杯の権利とらせたかったのに、番手とったら、すぐに番手捲りする
つもりだったのに、あんなに早く石丸にこられるとは」


<7R>
  坂上忠克

「カマシを待っていたんですけど、風も弱まってきたんで、駆けて
みようかなーって。宮杯の権利はもっていたみたいなんで、男気を
見せてみようかなって思ったんですけど…」


<8R>
  4番手から捲った荒井崇博

「池尻(浩一)さんもついているし、これは行かなきゃと思ったら、
(出ようとしたら)合わされて、中はいって、これは捲らなーって、
そしたら岩津(裕介)来るし、イエローラインくらいまで上がって
いれば大丈夫だろうって思ったら、線踏むの忘れて差し込まれた。
後ろ見たら、小野(俊之)さんも池尻さんも楽そうについているし、
後ろはいいなーって思いましたよ」


<9R>
  吉田敏洋の番手にはまり、捲って1着の高城信雄

「前々に踏んだ結果、番手にはまったという感じですね。加藤(慎
平)君も油断していたんじゃないですかね。前が緩んだので行っち
ゃいました。もし、加藤君に内をすくわれても捲ればいいやと思っ
ていたんで、冷静でしたね」


<10R>
  先行した稲垣裕之

「最低でも、4コーナーまで(村上義弘さんと)一緒にこないと…、
自分の仕事できなかっただけです」
2着の中川誠一郎は「金子(貴志)さんのラインについていって、
どこまでいけるかだったんですけど、結果的には外にいてよかった。
宮杯の権利もなかったんで、6着までって思って踏んでいっただけな
んで、本当3着なのかなーって。実力で乗ってないんで複雑です」

<11R>
  佐々木則幸

「久々に先行えらいー(大変だった)。昨日、これをやれよって(苦
笑)。でも、小嶋(敬二)さんがいなかったのは大きい、小嶋さんが
いたら、こんなレースになりませんからね。でも、今日は自力で2
着までこれたんでよかった」



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■私的明日の展望

9R 特別優秀

荒井崇博-池尻浩一-島田竜二、藤原富雄、市田佳寿浩-山口富生-有賀高士、吉岡篤志、小川巧

荒井の先行を市田が捲る展開か。どちらが先行しても、番手は狙われそうな雰囲気だ。私的には、市田、荒井のボックスで考えたい。

10R 特別優秀

坂上忠克-山口幸二-浜口高彰、城戸崎隆史-小野俊之-西郷剛、石丸寛之-星島太-室井竜二

地元の石丸がきっちり締め、勝ちに来そうな雰囲気だ。しかし、坂上、城戸崎も好調で、私は山口、小野で考えたい。

11R 決勝

佐々木則幸-小倉竜二、加藤慎平-山内卓也-坂上樹大、稲垣裕之-高城信雄-吉永好宏、中川誠一郎

決勝は先行意欲が十分な稲垣がしそう。しかしそれは対戦する選手たちも読んでるはずで、加藤のカマシ、佐々木のカマシもある。私は山内、坂上で考えたい。普通であれば高城からだが…。


※並びは当日の日刊紙・専門紙・練習走行でご確認下さい。

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