号砲で渡邉晴智が飛び出し、誘導を追うも、更に三宅伸が踏み上げて誘導員後位へ。これで岡山コンビが正攻法。海老根恵太-渡邉の南関勢が続き、荒井崇博-加藤慎平が中団。山崎芳仁-佐藤友和に兵藤一也が続いて周回が進んでいく。 赤板前の四角から荒井が上昇を開始。前受けの岡山勢を押さえ込む。石丸は車を下げ、荒井が誘導を使ったまま後続の出方を窺うと、打鐘と同時に山崎がスパート。佐藤まで出切ったが、兵藤は踏み遅れて荒井が三番手にはまり込む。荒井後位が加藤と兵藤でもつれたところを、海老根が巻き返し山崎に襲い掛かる。佐藤が海老根をブロックするも、その外を海老根が踏み込み山崎を捕らえ切った。しかし隊列が短くなったところを満を持した石丸が渾身のまくりを放つと、山崎を捕らえた海老根を更にまくり直線へ。粘り抜く石丸を好追走した三宅がゴール寸前で捕らえて、デビュー20年目で歓喜のG1初優勝を決めた。石丸が2着、まくり粘った海老根が3着でヨーロッパ車券。