『全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪 レポート』 最終日編
配信日:5月14日
若生武則の 『全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪 レポート』 最終日編
松山の今日はとても良い天気となり、絶好の競輪日和になりました。皆さんいかがだったでしょうか。
荒井選手のイン粘りはちょっと意外でしたね。小野選手おめでとうございました。
こんにちは、KEIRINマガジンの若生です。
すぴリッツのレースで松山競輪場は大盛り上がり! 今まで一番盛り上がったのではないでしょうか。女性パワーは凄いですね!
そして、一番盛り上がったのはスーパープロピストレーサー賞でした。意外な展開でしたが、勝ったのは小野選手。キレが戻ってきましたね。次の開催からの活躍が気になります。明日は全プロ自転車競技大会がここ松山で行われます。競輪とは一味違う自転車競技を見に来られても面白いと思いますよ。
特に、スプリント、ケイリン、1kmタイムトライアルなど寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)の初日日本競輪選手会理事長杯の選考をかねてますので、真剣な表情もがんがん見られますよ。来てくださいね。
スーパープロピストレーサー賞ダイジェスト
荒井崇博、小野俊之、兵藤一也、阿部康雄、佐藤慎太郎、金子貴志、大塚健一郎、神山雄一郎、後閑信一で周回。赤板で金子が上昇すると、荒井は引かず、番手で粘った。最終ホームで佐藤が番手に追い上げるも、追い上げ失敗し失速。最終バックあたりで荒井が番手をとりきったが、直線に入り3番手から小野が追い込んで1着。2着は兵藤。3着には先行した金子が残った。
周回
赤板
打鐘
ホーム
バック
ゴール!!
■ダッグアウトから
<2R>
先行して2着に粘った佐々木雄一
「今日はホームが風強かったんですけど、あとは問題なかったですね。 明日は、チームスプリント(メンバーは伏見俊昭、佐藤慎太郎、佐々木)で優勝できると思います。去年も優勝候補だったんですけどね、(決勝で)四国チームに負けたんで、今年こそ優勝できるように頑張ります」
<3R>
先行した佐藤友和の番手から1着の高谷雅彦
「佐藤、踏みすぎ! これでゴールまでもつのかなぁって思ってた。けど、もつからすごいな。後ろの俺もずっと踏みっぱなしだったからね、追い込み型からしたら、つきにくいかもしれないけど、逆にそれがいいのかもね」
昨年は個人追い抜きだったが、今年はケイリンと、種目チェンジ。「去年の個抜が大不評だったの!(スタートでフライングした上、それをごまかそうとスタンディングして大笑いされていた)『お前はふざけている』って言われたもん。なので、今年は力でケイリン枠をとってきました!」
<4R>
先行した渡邉一成を交わして1着の佐々木健司
「一成が強かっただけ! 昨日、(成田和也から)離れたのがショックだったからね、その前の日が遅かったから昨日は早く寝たら朝の3時に目が覚めた(笑) 明日は団抜に出ます。このメンバーで走るのは初めてだからね(笑)。明日どうしようって感じ、もう見て笑ってやってください(笑)」
<6R>
先行した矢口啓一郎ラインの3番手から直線抜けて1着の渡邉晴智
「僕が勝てるのは展開がすべてですよ。前の2人が頑張ってくれたおかげですね。 明日は、僕は参加するだけ。勝つ自信なんてあるわけない(笑)」
<7R>
昨日に引き続き2連勝の友定祐己
「たまたまですよ。でも、今回は自転車がよく進んでくれましたね。 明日は、チームスプリントに出ます。優勝? ムリ、ムリ、うちはそんなチームじゃない(笑)。スタート練習も去年以来してないし。まぁ、前の2人(榊原洋、筒井敦史)が強いから、3番手が一番足を引っ張っています(笑)」
<9R>
村上義弘と山崎芳仁の叩き合いを捲った小嶋敬二
「今日は思った通りの展開になりました。村上君が先行体勢に入りやすいようにもっていけたし、(加藤)慎平に抜かれなかったしね。 明日のケイリンは気合い入れていきますよ。頑張って理事長杯の権利とらないといけないからね」
<11R>
直線伸びて1着の小野俊之
「明日もありますけど、僕は競輪で勝ちたいので、今日勝てて嬉しいです。昨年グランプリに出れなかったので、けっこう落ち込んでいたところもあったんですけど、競輪が好きだし、全てに感謝して、今後も走っていきたいです。僕の、背中がゾクゾクするようなレースが皆さん好きだと思うので、それを見せれるように、選手に怖がられるぐらいにいきたいです」
先行した金子貴志
「理想の展開にはなったんですけど、小野(俊之)と兵藤(一也)が強かっただけですね」
金子貴志の番手に粘り、番手とりきった荒井崇博
「突っ張ろうと思っていたんですけど、金子さんが来ちゃったから、これ引いてもダメだなと思ったんで、粘りました」
金子の番手をとられてしまった大塚健一郎は「…2連覇して調子に乗っていた部分があったんでしょうね…。ここで弱みじゃないけど見せちゃったんで、また勉強して、頑張っていきます」
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